ここでは各ファームとカラーを簡単にまとめてみました。
書物やHPで調べたものですが、カラーやパターンはどんどん増えていますし
ファームも有名どころから、入荷頭数が少なくマイナーな所まで様々です。
(※調べ切れていないor古くなっている情報もあると思いますので、あくまで参考としてください)
フェレットの生まれた所(ブリーダーの会社名)をファームと呼びます。
出身ファームによって、骨格や性格、毛色のパターンなどの違いがあるといわれますが
『性格(噛み癖)』に関しては、ファームというよりは個体差かなぁ…と個人的には思います。
様々な出身地がありますが、以下にいくつかあげてみます。

◆マーシャル◆
アメリカニューヨーク州に本社を置く、ペット用フェレットの専門会社。
日本国内でも成体・関連商品ともに圧倒的なシェアを誇っている。
「マーシャル」というブランド価値(?)で、用品&生体価格は若干高め。
耳にある2箇所の丸状刺青と、首の後ろのマイクロチップが特徴です。
(マイクロチップは2003年から導入されたそうで、それ以前に産まれた子は耳の刺青のみ)
最近では耳に刺青を入れただけで「マーシャル」と偽り、高額販売する悪徳店舗もあるそうです。

◆パスバレー◆
マーシャル社に次いで人気が高いのがアメリカ東部のペンシルバニア州にあるパスバレーファーム。
毛色のパターンやバリエーションが豊富で人気です。値段もマーシャルに比べると安価なので
ペットショップではマーシャルっ仔よりもお目にかかる頻度が高いかも。

◆カナディアン◆
カナダのバンクーバーにあるのがリアルカナディアン社。
ここのフェレットは骨太なしっかりとした体つきと、耳にある「−」の入れ墨が特徴です。

◆ミスティック◆
南半球のニュージーランドの北島にあるのがミスティックフェレット。
お腹にファームマークの入れ墨があるのが特徴です。

◆ニュージーランド≪サウス、ノース(=ミスティック)、エルフィン≫◆
「ポイント」パターンの個体が多く骨太でがっしりした体格、大きくなる個体が多い。
噛み癖(噛む力)が強いという話ですが、顎の骨格がしっかりしている証拠かなと思います。

◆その他(アメリカのファーム)◆
ルビーファー、マウンテンビュー、ハーク(HQ)、USブリード
New world、ピーターパン・ピーターセン、テキサス 他

◆アンゴラ種◆
アンゴラは主にヨーロッパのファームが多いです。
ファーファーム、ネザーランド、オランダ、スウェーデン 他
(※現在ファーファームは営業停止のため、日本に入ってくるのはネザーランドが主です)
 Top
フェレットの毛色は、ガードヘアー(上毛)とアンダーコート(下毛)による組み合わせと
ビブ(喉元の白い模様)やミット(脚先)のパターンによっていくつかに分けられています。
※季節ごとの換毛で、お迎え時のカラー・パターンが変わる仔もいます。

◆セーブル系(共通:下毛は白〜クリーム色)◆
 セーブル    最もポピュラーな毛色で上毛は濃い茶色。
   瞳は黒や濃茶色、鼻はこげ茶〜茶色が基本。
   顔には額から目の周り(逆T字)にはっきりとしたくまどりがあります。
 ブラックセーブル
   セーブルよりも濃い黒味がかった茶色で、艶のある黒色が目立っているカラーです。
 ライトセーブル
   セーブルとバタースコッチの中間色。鼻は茶色やベージュ、ピンクが基本。
   顔にくまどりはありますが、Vマスクやまろ眉(?)が多いようです。
 Top

◆バタースコッチ系(共通:下毛は白〜クリーム色)◆
 バタースコッチ
   セーブルよりも淡い茶色で、上毛は茶色〜ミルクチョコレート色。
   色味の濃い個体は『チョコレート』とも言われます。
 シナモン
   上毛はやや赤みの強い薄茶色で、独特の光沢を帯びています。
   顔のはくまどりは淡く、金色にも見える光沢のある毛色です。
 シャンパン(ジンジャー)
   上毛は小麦色(黄褐色)バタースコッチ系では最も淡い色。
   顔のはくまどりは殆ど無いか、かなり淡いです。
 Top

◆シルバー系(共通:下毛は白〜クリーム色)◆
 スターリングシルバー(ライトシルバー)
   上毛は白と黒、グレーの混合で白の割合が多い。
   瞳の色は黒〜ブドウ色、鼻は主にピンク色です。
 ダークシルバー
   上毛は白と黒の混合で黒の割合が多い。
   瞳の色は黒〜ブドウ色、鼻は黒・茶・ピンクなど様々です。
 Top

◆ホワイトファー系(共通:上毛と下毛が白〜クリーム色の単一色)◆
 ホワイトファー・ブラックアイ
   全身が白く、目が黒で個体数が絶対的に少ないカラーです。(そのため高価)
   黒が上毛全体の10%未満が「ホワイトファー・ブラックアイ」と認められ
   瞳の色は黒やブドウ色で、鼻はピンク色です。
 アルビノ
   全身が白くルビーのような赤い目を持っています。
   上毛と下毛が白〜クリーム色の単一色。
   目は赤、鼻はピンク色。顔にくまどりはありません。
 マークドホワイト
   背筋から尻尾にかけて黒(灰色)のストライプ模様が入っています。
   瞳の色は黒やブドウ色で、鼻はピンク色。毛色は白色。
 Top

◆パターン系◆
毛色ではなく、独特の模様や濃淡のパターンで呼び分けられている系統です。
とてもバリエーションに豊んでいて、各パターンは、さまざまな毛色に表れます。
 ブレイズ
   鼻筋から頭にかけて白くラインが入っています。
   顔のくまどりはある場合とない場合とに分かれます。
 パンダ
   首・喉のあたりから頭全体が白い子をパンダと言います(AFA)
   (腹側に斑模様が入る場合もあり)
   最近は目のまわりに濃い毛色がある子をその見た目からパンダと呼んでいるようです。
 ミット
   手足の先だけ白い毛の場合「手袋(ミット)をはめているみたい」に見えることからこう呼びます。
   シルバーミットやセーブルミットというように、毛色名の後につけて呼びます。
 ポイント(シャム)
   シャム猫のように身体の毛色と手足・尻尾の毛色がはっきり異なっている模様です。
   ニュージーランド系に多く見られるパターンのようです。
 Top

◆アンゴラフェレットのカラー◆
アンゴラを飼っていながら、彼らのカラーパターンはよく知りません。。。
いくつか聞いたものをあげるとすると、こんな感じになります。
 ブラック系(ブラックセルフ、バジャーブラック)
 アルビノ
 パステル系(ロイヤルパステル、ライトパステル、ダークパステル)
 オレンジ
 Top